根津神社に行きました。



本殿に参詣後、境内の乙女稲荷へ。
お稲荷さんは芸能の神様でもありますから
少女ばかりの劇団・陽炎座にはまことにふさわしい場所かと。



都心とは思えない雰囲気でした。

お参りのあとは記念写真。
常盤台写真場へ大移動です。

…ほらほら、こっちじゃなくて正面のカメラ見ててね。

撮影風景その二。
建物の北側一面が大きな曇り硝子の窓になっていて
スタジオ中にいい感じに光が回るのです。



たいそうモダンな常盤台写真場。
昭和十二年に建てられました。



記念写真の出来あがりです。
おめでとう、小夜子。
ええと、野暮を承知で申し添えますと。
常盤台写真場が現在移築されている「江戸東京たてもの園」では、
「小道具を用いての撮影」は禁止となっております。
小夜子は小道具じゃないやい! というリクツは残念ながら(…実に実に残念ながら)
一般の方には通じないものと思われます。SDのお持ちこみはなさいませぬよう。


あだしごとはさておき。
…とうとう七五三のお祝いができました。
1999年お迎えの小夜子は、間違いなく、「世界で最初に七つのお祝いをしたSD」のひとり
ということになります(数え年でなさった方がいれば別ですが)。
感無量です。生きててよかった。

今年はこの日のために年明けから生地探しをはじめましたが、
なかなか気に入るものが見つからず、この布をオークションでゲットしたのは
仕立てに出すタイムリミットが迫った七月のことでした。
鳳凰に菊に桜、思い描いていたとおりといっていい柄の、ふわふわの錦紗です。
仕立てはまたも緋扇亭さまにお願いしまして、素敵な生地がこのように
すばらしい着物になって帰ってまいりました。
ほんとうにいつもありがとうございます。

帯は自作、ふくら雀です。柄は籠目紋に花の丸、襦袢も花の丸でこちらは地紋が麻の葉。
籠目も麻の葉も、子供が無事にすくすく育つようにという願いのこもった文様です。

ぽっくりは2001年に京都に行ったとき、八坂神社の境内の露店で見つけたもの。
あれ以来旅行らしい旅行をしていませんが、出先でついSDサイズのものを探してしまう
悪い癖がついたはじめ、はあのときだったような…。
鼻緒がやはり麻の葉文様です。

着物のあまり切れでつまみ細工の髪飾りを作り、箱せこは以前自作したもの、
さらには千歳飴の袋も自作品を用意してあったのですが、
直前にずっと素敵なのを頂戴したのでそちらにしました。
びっくりするほどジャストサイズ、デザインも最高♪ 飴も美味でした。
蓮見さまありがとうございました。

ほかにもたくさんのみなさまのお心づかいに今日までささえられて、
小夜子は七つのお祝いを迎えることができました。
これからもどうぞ、陽炎座ともどもよろしくお願いいたします。

さて、さざなみの次なる野望は。
お察しのとおり、「十三参り」であります。
東京ではほとんどしない行事なので、これは嵐山に行くしかないな、と。
…2012年、ですか。遠いように思うけれどあっという間なんだろうなあ。
ま、生きてたらかならずやります。
乞うご期待(笑)。