2004年8月に開催された「ドールズ・パーティー11」での展示・販売品として制作した
ジュエリードレス「シエラザード」を用いて、酷暑の中撮影しました。
衣裳についての解説は、本館「cocon de rose」内にございます。
こちらです。

『アラビアン・ナイト』そのものよりも、むしろリムスキー・コルサコフによる交響組曲が好きで、
そちらを念頭に撮りました。作中の特定の場面などを意識したものではないので、
今回の画像にはストーリー性がありません。そのため、このような装飾的配置にしました。
お好きなところからごらんください。

交響組曲「シエラザード」は、蒸し暑い夜に窓を開け放して聴くのをおすすめします。
特に第二楽章冒頭のヴァイオリンのカデンツァは嫋々と甘美にして艶麗、ロシア人が長く重苦しい冬の間に
夢見た華麗な南方の幻想が、これほど美しく表現されている例を私はほかに知りません。




配役(ドルパ当日も)
シエラザード・・・みを
新月の寵姫・・・・・ルル
満月の寵姫・・・・・マノン
謎の女・・・・・・・・・小夜子