紗綾型の地紋の綸子に
吉祥柄の貝と青海波文様を描き、
貝のふちに金糸で刺繍を施した振袖です。
上半身が群青、下半身はとき色の
ぼかしになっています。

古典的な晴れ着を
陽炎座ごのみにコーディネートしました。
貝あわせ文様といえば
雛祭りのイメージですけれども
今年はあえてお正月に着てみました。



元が市松人形のお着物で
丈の都合上おはしょりがとれず
つい丈で着ています。

つい丈ならではのすっきり感を活かし
帯と小物を寒色の同系色であわせました。
干支の帯留も背景になじんで
おおぶりなわりに出過ぎない感じに。

比翼が白なので
色襟でもすっきりとしますね。
裾の鴇色とバランスをとるため
髪飾りは紅白の大きなものを
あわせました。

陽炎座製の紅梅白梅です。
帯はふくら雀。
籠目文に花の丸、とこちらも
吉祥文様。

七つのお祝いのときに
作った帯です。
こちらは去年の雛祭りに、
みをが着たときのコーディネート。
朱色の帯も貝あわせ柄です。


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